ほんとく日記

オリエント中国研修

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茶具(写真はお茶を飲むためのテーブルセット)を専門に扱う店での一枚です。風情があってさぞかしお茶も「飲む」だけでなく「味わう」ことができるでしょう。

 

3月21~28日までオリエント中国研修に参加してきました。

今回で22回目とのこと、私が初めて参加したのは第10回目でした。その後、参加するたびに新しい先生の講義を聴講し、山東省に山東中医薬大学を、河北省安国市に漢方市場を見に行ったり、気功センターに中医病院…たくさん見学もさせていただきました。

 

毎回違った発見があるのは事実です。言葉や内容を聴いて自分の習熟度合いが分かるのも事実です。

今回は銭超塵先生と師匠の張如心先生の通訳をさせていただきました。銭超塵先生の通訳は初めてでしたが、「文献」というものの重要性が分かりました。

医古文(文献学)の知識は全くないのでお恥ずかしい限りですが、書籍の文字が一文字違うと実際の治療も全く違うものになるということを再確認し、自分が当たり前に思っていること、感じていることが実は全く的外れである可能性もあることを教えていただいたような気がします。

今回研修で初めて講義された先生もいて、恒例の先生も新たな内容を講義していただいたりと、とても実りあるものになりました。

 

北京の街は2年ぶりでしたが、乗り捨てできる自転車が増えていたこと、タクシーも予約アプリが大多数を占めること、店での会計も携帯で支払い現金を持ち歩かない人が増えていること、本屋で本を買う人が減ってインターネットで購入すると割引で半額近くになることもある等、変化が更に加速している感じがしました。こういった現象は北京や大都市だけなのかもしれません。

 

5年間お世話になった中国ですが、その間北京以外に陝西省、四川省、山西省、山東省、上海市、内蒙古自治区、河北省に行きました。他にも行ってみたい省はたくさんあります。『黄帝内経素問』には古代に各地方で盛んであったとされる治療法が各々記載されています。各省の独特な治療法を自分の目で是非見たいものです。

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