張士傑先生
中国鍼灸界で高名な先生。
国家級名老中医。
中国では老中医と称される先生の学術を継承するため、所属病院に伝承工作室というものが設けられます。
各病院の治療方式はそのトップの老中医の影響を色濃く受け、そこに各自の色付けがなされます。
張士傑先生は北京の鼓楼中医院にも永らく在院していました。
以下は先生の伝承工作室の紹介です。
原因不明・メニエール病・シェーグレン症候群・パーキンソン病・脳血管障害後遺症・痙攣性斜頸・ALS・SLE…
来院する患者様は本当に難病指定の方がほとんどでした。
老中医と称される先生方に共通するものの一例として
・患者の症状の軽減・寛解を主とするため、西洋医学にも造詣が深く否定しない。
・地元(病院)を動かない。
・臨床家であるからこそ、臨床研究論文を書いて発表する。 があります。
張士傑先生は鍼一本と一体化していた様に感じます。
病との真剣勝負、「異病同治」を地でいく、一本太い筋の通った先生でした。