ほんとく日記

凡そ鍼灸醫の三つを行わん人は先ず酒を禁ずべし

PIC_0304北京のとある病院の外来に貼ってある告知。

聞くと製薬会社の営業マンが患者を装い(本当に症状の場合も)医者にコンタクトを取るそうです。あの手この手で癒着があるそうで、患者数も多い病院では額も相当なものになるのでしょう。廊下に座っていた患者が「これが中国だ」と言っていたのが印象的でした。もちろん良い病院の方が多いと思います。

 

冒頭の一文は古典にあるものですが、患者が自分の症状や生活習慣と向き合うのと同じ程、鍼灸師も自分と向き合わなければなりません。難しいところです。さらに「淫夏の念を起こすべからず。貪欲の心を生ずべからず。そねむ心にくむ心を生ずべからず。今の麁醫は病人を得て後醫をそしり後醫は前醫をそしりそねむ。鍼者は醫をそねみ醫は鍼をきらう。仁の道に有べからず」とあります。

 

気を付けることは、昔も今も変わっていないように感じます。

常に自分を律して、それが無意識で当たり前のようにできたら、また違った治療もできるのでしょうか。

コメントを残す

*