また台風が近づいているそうで戦々恐々としております。
今日の日記は「汗」です。
かいた汗をほっておいて自然に乾かせた記憶はありませんか?
夏場かいた汗をクーラーの効いた屋内で乾燥させた記憶はありませんか?
秋に体調が優れなければ夏の生活習慣が原因の場合もあります。
日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016年版)には、「発汗を避ける指導が症状を改善したとするエビデンスはない」とあります。
汗は乾いたタオルではなく濡れタオルで拭いた方が良いとも聞きます。
昨日までの常識が今日は非常識になり得るほど医学の進歩はめまぐるしいものですね。
問題は
「汗をかくかどうか」ではなく
「かいた汗をどうするか」
です。
汗をかくことは体温調節上、とても重要な機能で、かかない環境を作り続けるのは困難です。この機能が低下すると、体内で熱が籠り諸症状が出現する恐れがあります。
低下する原因は一つではありません。内からと外からがあります。
熱を下げるために無理やり汗をかかせれば、発汗と共に人間にとって良い成分も出ていきますが、熱を下げることを優先するには致し方ありません。
汗にも良い汗と悪い汗があります。
汗をかく部位の上位に「背中」がありますが、この背中の汗をこまめに拭くことをお勧めします。
眼には見えませんが、背中を触ってベタベタする経験があるかと思います。
イメージとして、この背中に薄く張った汗の膜が身体に影響することもあります。
この「汗」や「湿」を鍼灸で何とかできないものかと日々考えています。