ほんとく日記

熱証可灸

魏稼先生

 

以下『魏稼鍼灸経験集』 邵水金・謝強主編 上海中医薬大学出版社

より先生の紹介を抜粋します。(敬称略)

 

1933年江西省都昌県生まれ。幼少から叔父の魏荷生に中医を学び、50年代には趙尓康・徐少廷に鍼灸に師事する。1954~1959年江西中医進修学校及び南京中医学院で学び、徐少廷の「飛鍼法」を運用し「神鍼魏」と報道される。1975年から2年余りチュニジアへ派遣され、大統領夫人を初め10カ国2万人以上を治療する。1987年に国家衛生部より依頼されて『各家鍼灸学説』を主編し、更に企画から編集まで携わった『無創痛鍼灸学』を出版する。

教学においては本科・専科・進修に限らず、各国の学生を指導する。80年代には講演・科学技術鑑定・論文諮問で上海・南京・武漢・杭州・ハルビン等20省に招聘される。アメリカ・アルゼンチン・香港等の鍼灸学会の顧問を歴任する。世界鍼連大会学術委員・国家衛生部医学科学委員会委員・江西中医学院鍼骨系名誉主任・国家中医薬管理全国高校鍼灸系列教材主審。『鍼灸学辞典』・『鍼灸大成校釋』・『中医雑誌』等の編集委員に選ばれる。1978年中国鍼灸学会創立から常務理事を務め、1990年には全国名老中医継承人導師に選ばれる。発表論文98篇、著作に『各家鍼灸学説』『千金鍼灸臨床類編』等がある。

 

長年続いた熱証忌灸説に対して「熱証可灸論」を唱えた先生です。

 

学校で教えているから「学院派」というわけではないそうです。

「学院派」の老中医の先生の多くが元々は「師承派」です。

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