ほんとく日記

張燦玾先生

2017年9月1日に張燦玾先生が御逝去されていたことを知りました。

享年89歳。

 

中医に携わり70年。

その人生を中医(特に文献学。もちろん臨床も)に捧げ、『中医古籍文献学』『鍼灸甲乙経校注』『黄帝内経文献研究』など著作は数知れず。3年間で400万字とも。

5年に1回、中国で30名しか選ばれない第1回目の国医大師にも。現在山東省では3名のうちの一人でした。

山東生まれで山東を愛し、激動の時代を生き抜いた不屈の老中医のお一人。

山東省中医薬大学終身教授。

 

以下は先生の工作室です。

http://zcj.mlzy.sdutcm.edu.cn/xhcc.asp

 

中国研修で学生1年目に講義を聴講したのを覚えていますが、正直学識の深さにチンプンカンプンだったのと、当時既にご高齢でしたがそのお腹から出る声(底気)に老中医の貫禄を感じたのは覚えています。オリエント野瀬社長から聞いた張先生との馴れ初めも衝撃的でした。

先生の学術は弟子と著作で脈々と受け継がれていきます。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

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